LCH-R24
再発・難治LCHにおける分子遺伝学的検査の意義と実行可能性を検討するための多施設共同前向き観察研究
試験名:JCCG-LCH-R24 (準備中:coming soon)
シェーマ・研究の概要
本研究は、再発・難治小児LCHを対象とした多施設共同前向き観察研究です。BRAF V600E変異などの遺伝子異常を標的とした治療が進む中、再発や難治例における末梢血・骨髄を用いた分子遺伝学的検査の有用性が期待されています。本研究では、中央検査にてBRAF V600E等の測定と臨床情報の前向き収集を行い、リアルタイムな中央検査の実行可能性と、その臨床的意義を検討します。
目的
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実行可能性の検討
再発・難治LCHを対象に、中央検査(末梢血・骨髄中BRAF V600E測定)をリアルタイムに行うことの実現性を検討する。
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臨床的意義の検討
臨床情報を前向きに収集し、遺伝子解析結果と治療反応性や予後との関連を検討する。
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薬物動態(PK)解析
BRAF/MEK阻害剤使用症例における血中濃度測定を行い、安全性との関連等を検討する。
対象(適格基準)
以下の基準をすべて満たす症例が対象となります。
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対象疾患・状態
- 初発時に「多臓器型」または「多発骨型」LCHと診断された症例。
- 1種類以上の化学療法施行後も非寛解(AD-s, AD-p)である「難治例」、またはNAD達成後に不可逆的病変以外の新たな病変が出現した「再発例」。
- 年齢:登録時15歳以下。
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治療状況
再発LCHに対して新たに治療を開始する予定、または難治性LCHに対して治療変更をする予定であること。
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その他
- JPLSGの観察研究(CHM-14)に登録されていること。
- 中央検査施設へ試料(末梢血・骨髄等)を提出可能であること。
方法
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試験デザイン
- 多施設共同前向き観察研究
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検体採取・解析
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遺伝子解析
通常の診療採血・骨髄検査時に上乗せして検体を採取し(末梢血4mL、骨髄2mL)、中央検査機関(弘前大学)へ送付。BRAF V600E等の定量的解析を行います。 -
結果返却
末梢血および骨髄中のBRAF V600E検出の有無は、参加施設へ返却されます。 -
PK解析
BRAF/MEK阻害剤(ダブラフェニブ・トラメチニブ)を使用する場合は、所定のタイミングで血中トラフ濃度等を測定します(北海道大学)。
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観察期間
新たな治療または追加治療開始から原則6ヶ月間観察し、その後は2028年3月末までデータを収集します。
評価項目
主要評価項目
- 初回の末梢血および骨髄中BRAF V600測定の実施可能割合
副次的評価項目(一部抜粋)
- 再発治療開始8週後・24週後の治療奏効率と、治療開始前のBRAF V600E検出(末梢血・骨髄)との関連
- 再発治療開始8週後時点のBRAF V600E検出と、24週後時点における寛解達成率の関連
- BRAF/MEK阻害剤のトラフ濃度と有害事象との関連
- BRAF V600E陰性例における他の変異検出割合
登録期間
実施許可日 ~ 2027年3月31日
研究代表者・お問い合わせ
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研究代表者
北海道大学病院 小児科 寺下 友佳代
※本研究に関するご質問や参加のご相談は、研究事務局(lchr24jimu@gmail.com)までお問い合わせください。

